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デイサービス(通所介護)は、在宅で介護を続けるうえで中心になるサービスです。それでも「高いのではないか」と、利用をためらわれる方が少なくありません。実際は1回あたり1,000〜2,000円、週3回使っても月2万円前後です。この記事では、令和8年6月改定の単位数※1にもとづいて、要介護度別・利用時間別の金額をご説明します。1単位の単価は市区町村ごとに違うため、お住まいの地域を選んで試算していただける計算機もご用意しました。
この記事の要点
目次
結論から書きます。1回あたりおおむね1,000〜2,000円です(自己負担1割の場合)。7〜8時間の利用で、昼食代を含めた金額の目安になります。
内訳はこうなります。
1回分の内訳
「デイサービスは高いのではないか」とためらわれる方がいらっしゃいますが、金額の大半は保険が効いています。以下、内訳を順にご説明します。
介護保険のサービス料金は、円ではなく「単位」で決められています。計算はこうです。
計算式
単位数 × 1単位の単価 × 自己負担割合 = お支払いになる金額
この3つを順に見ていきます。
要介護度が重いほど、利用時間が長いほど単位数は上がります。次の節に表を載せます。
人件費の地域差を反映するため、1単位の単価は地域によって違います。通所介護の場合、いちばん高い1級地(東京23区など)で10.90円、その他の地域で10.00円です※2。
この記事の表はすべて10.00円(その他の地域)で計算しています。都市部では最大で9%ほど高くなるとお考えください。お住まいの市区町村の単価で計算したい場合は、下の試算をお使いください。
ご本人の所得に応じて、1割から3割のいずれかになります。ほとんどの方は1割です。決まり方は介護保険の負担割合|1割・2割・3割はどう決まるのかに、負担が重くなったときの上限額は高額介護サービス費とは|対象・上限額・申請方法をわかりやすく解説にまとめています。
もっとも一般的な通常規模型の単位数です(令和8年6月改定)※1。要介護度は横に、利用時間は縦に並べています。
※表は横にスクロールできます
| 利用時間 | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3時間以上4時間未満 | 370単位 | 423単位 | 479単位 | 533単位 | 588単位 |
| 4時間以上5時間未満 | 388単位 | 444単位 | 502単位 | 560単位 | 617単位 |
| 5時間以上6時間未満 | 570単位 | 673単位 | 777単位 | 880単位 | 984単位 |
| 6時間以上7時間未満 | 584単位 | 689単位 | 796単位 | 901単位 | 1,008単位 |
| 7時間以上8時間未満 | 658単位 | 777単位 | 900単位 | 1,023単位 | 1,148単位 |
| 8時間以上9時間未満 | 669単位 | 791単位 | 915単位 | 1,041単位 | 1,168単位 |
表は単位数です。1単位10.00円・自己負担1割なら、単位数がそのまま円になります。要介護1で7〜8時間なら658円、要介護5なら1,148円です。覚えやすい形なので、この目安で見当をつけていただけます。
なお、利用者数が多い事業所(大規模型)は単位数がやや低く設定されています。同じ時間・同じ要介護度でも事業所によって金額が違うのは、このためです。
ここまでの計算を、お住まいの地域に当てはめて確かめられます。1単位の単価は市区町村ごとに決められているため、都道府県だけでは金額が決まりません。市区町村までお選びください。
※通常規模型の事業所を前提に、令和8年6月改定の単位数※1と、告示で定められた1単位の単価※2で計算しています。入浴介助や機能訓練などの加算は含みません。実際のご負担は事業所によって異なります。入力された内容はサーバーに送信していません。計算はすべてこのページの中だけで行われます。
施設に入る場合の費用は、考え方が違います
施設は「月額いくらを払い続けられるか」で考えます。年金と貯金から払える月額を出す老人ホーム・シニア住宅の費用シミュレーションをご用意しています。在宅のまま複数のサービスを組み合わせた場合の月額は、在宅介護の費用シミュレーションでご確認ください。
請求書が想像より高いと感じる理由の多くは、ここにあります。次のものは全額が実費です。
全額が実費になるもの
これらは介護保険の支給限度額にも含まれません。保険の対象になる部分と、実費の部分を分けて見ると、請求書が読みやすくなります。
また、入浴の介助や機能訓練を受けると、その分の加算がつきます。1回あたり数十円から百数十円の範囲ですが、積み上がると差になります。内訳は事業所に確認できます。
7時間以上8時間未満の利用で、1単位10.00円・自己負担1割・食費700円として計算した目安です。
| 週2回(月8回) | 週3回(月12回) | |
|---|---|---|
| 要介護1 | 約10,900円 | 約16,300円 |
| 要介護2 | 約11,800円 | 約17,700円 |
| 要介護3 | 約12,800円 | 約19,200円 |
| 要介護4 | 約13,800円 | 約20,700円 |
| 要介護5 | 約14,800円 | 約22,200円 |
おおまかには、週2回で月1万円台前半、週3回で月2万円前後とお考えいただければ大きく外れません。加算がつく分、実際はこれより少し高くなります。
介護保険には要介護度ごとに1か月に使える上限(区分支給限度基準額)があり、デイサービスだけで使い切ることは通常ありません。訪問介護などと組み合わせても、多くの場合は上限の範囲に収まります。組み合わせた場合の合計は、在宅介護の費用シミュレーションでご確認いただけます。
「デイサービスを増やしたら、いくらになりますか」
回数を増やすかどうかで迷われる方は多くいらっしゃいます。相談員は、いまお使いのサービスと支給限度額をうかがったうえで、増やせる余地と金額の見通しをお伝えします。住まいを移すかどうかが決まっていない段階でも構いません。ご相談は何度でも無料です。
実際にご相談いただいた方のお話はお客様の声でご覧いただけます。
費用をお調べになる方の多くは、本当は「このまま家で続けられるのか」を知りたいと思っておられます。デイサービスは、その答えを左右するサービスです。
ご家族が日中家にいられない場合、平日にデイサービスを入れられるかどうかが、在宅を続けられるかの分かれ目になります。目安を示します。
| 回数 | 費用の目安 | できること |
|---|---|---|
| 週2回 | 月1万円台前半 | 週のうち2日、日中の見守りごとおまかせできます。ご家族が家にいられる日と組み合わせる形です |
| 週3〜4回 | 月2万〜3万円 | 平日のほとんどをカバーできます。ご家族が働きながら在宅を続けるなら、この水準が目安です |
| 週5回 | 月3万円前後 | 毎日利用できる事業所もあります。要介護度が上がると、この形が現実的になります |
費用より先に確認していただきたいのが、送迎の時間帯です。迎えが朝9時前後、送りが夕方4時前後という事業所が多くあります。ご家族が働いておられる場合、帰宅時間に間に合わないことがあるため、見学のときに時間帯を必ず確かめてください。
それでも足りないと感じたら
週5回入れても在宅が回らないと感じるなら、それは回数の問題ではなくなっています。介護疲れの限界サイン|セルフチェックと、施設の前に試せることで、いまどの段階にいるかをご確認ください。泊まりを組み合わせる方法や、住まいを移す判断の考え方もまとめています。
デイサービス(通所介護)の費用は、原則として医療費控除の対象になりません。医療系のサービス(訪問看護、通所リハビリテーション、短期入所療養介護など)とあわせて利用している場合にかぎり、対象となる部分があります。
確認する場所
1年分の領収書をまとめて保管しておかれると、翌年の手続きが楽になります。
自己負担1割の場合、1回あたりおおむね1,000〜2,000円です。7時間以上8時間未満の利用で、介護保険の自己負担が要介護1で約658円、要介護5で約1,148円(1単位10円で計算)。これに昼食代などの実費が600〜800円程度加わります。入浴の介助や機能訓練を受けると、その分の加算がつきます。
7時間以上8時間未満の利用・自己負担1割・食費700円として計算すると、月12回で要介護1が約16,300円、要介護3が約19,200円、要介護5が約22,200円です。おおまかには、週2回で月1万円台前半、週3回で月2万円前後とお考えください。加算がつく分、実際はこれより少し高くなります。
使えますが、料金の決まり方が違います。要支援1・2の方の通所サービスは2015年度から市町村の「介護予防・日常生活支援総合事業」に移っており、全国共通の単位数がありません。月額の定額制をとる市町村が多く、金額はお住まいの地域によって異なります。市町村の窓口か地域包括支援センターにご確認ください。
原則として対象になりません。医療系のサービス(訪問看護、通所リハビリテーション、短期入所療養介護など)とあわせて利用している場合にかぎり、対象となる部分があります。対象かどうかは領収書に記載があります。なお医療費控除は年末調整では処理できず、確定申告が必要です。
2つ理由があります。ひとつは事業所の規模で、利用者数が多い大規模型は単位数がやや低く設定されています。もうひとつは加算です。入浴介助、機能訓練、栄養改善などの体制を持つ事業所では、その分の加算がつきます。見学のときに、加算を含めた1回あたりの金額を聞いておかれると比較しやすくなります。
デイサービスの費用は、1回1,000〜2,000円、週3回でも月2万円前後です。金額の大半は保険が効いており、実費になるのは食費やおむつ代などに限られます。
ただし1単位の単価は市区町村ごとに違い、都市部では最大で9%ほど高くなります。上の試算で、お住まいの地域の金額をご確認ください。
そして、回数を決めるときの基準は費用ではありません。ご家族が家にいられない時間を、どこまで埋められるかです。週5回入れても回らないと感じられるなら、そのときは住まいそのものを考える時期にきています。私たちにご相談ください。
この記事の監修者
東急ウェルネス株式会社
老人ホーム紹介サービス「住まいる」 マネージャー
福祉の現場に25年。特別養護老人ホームや有料老人ホームで介護職、生活相談員、ケアマネジャーを務めたのち、施設長、エリアマネージャーとして施設運営に携わってきました。2019年に東急ウェルネスへ入社。現在は老人ホーム紹介サービス「住まいる」のマネージャーとして、ご本人とご家族それぞれのお気持ちをうかがいながら、地域の医療・介護・福祉機関と連携し、納得のいく住まい選びをお手伝いしています。
本記事は、上記監修者が内容を確認したうえで公開しています。相談員のご紹介はこちら
出典・参考
※本記事の金額は、令和8年6月改定の単位数をもとに試算した目安です。実際のご負担は、加算の有無、事業所の規模、ご本人の所得に応じた負担割合によって異なります。介護報酬は改定により変更されます。正確な金額は、ご利用予定の事業所または担当のケアマネジャーにご確認ください。
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