COLUMN

介護と住まいのコラム

費用・お金 2026.09.06

ショートステイの費用|1泊いくら・要介護度別の料金表と1か月の目安

ショートステイ(短期入所生活介護)は、ご家族が休むためにも、在宅を続けるためにも欠かせないサービスです。費用は自己負担1割で1泊あたり2,500〜3,500円、2泊3日でおよそ7,000円。ただしデイサービスや訪問介護と違い、金額の大半は食費と滞在費という実費です。この記事では、令和8年6月改定の単位数※1にもとづく料金表と、泊数ごとの目安、そして食費と滞在費が大きく下がる制度をご説明します。

この記事の要点

  • 自己負担1割なら1泊2,500〜3,500円2泊3日でおよそ7,000円、月7泊で23,000円前後が目安です。
  • 費用は介護保険のサービス費・食費・滞在費の3つに分かれます。保険が効くのは1日700〜900円ほどの部分だけで、残りは実費です。
  • 所得が一定以下の方は負担限度額認定で食費と滞在費が大きく下がります。申請しなければ受けられません。
  • 連続して30日を超える分は介護保険の対象外です。31日目以降は全額自己負担になります。

ショートステイは1泊いくらか

結論から書きます。自己負担1割の場合、1泊あたりおおむね2,500〜3,500円です。介護保険の自己負担に、食費と滞在費(部屋代)を足した金額になります。

1日分の内訳(要介護3・多床室の例)

  • 介護保険の自己負担 約745円。要介護度と部屋のタイプで決まります
  • 食費 約1,545円。3食分です。保険は効きません
  • 滞在費 約915円。部屋代です。個室になると高くなります

合わせて1日あたり約3,205円。7泊で2万5千円前後が目安になります。

ご覧のとおり、金額の大半は食費と滞在費です。介護保険が効くのは1日700〜900円ほどの部分だけで、残りは実費になります。ここがデイサービスや訪問介護との大きな違いです。

ただし、所得が一定以下の方は食費と滞在費が大きく下がります後述)。ご両親の年金だけで暮らしておられる場合、1日あたり1,500円を切ることもあります。

料金の決まり方

ショートステイの料金は、性格の違う3つを足したものです。

費目決まり方保険
介護保険のサービス費単位数 × 1単位の単価 × 自己負担割合効きます(1〜3割負担)
食費事業所が定めた額効きません(軽減制度あり)
滞在費事業所が定めた額。部屋のタイプで違う効きません(軽減制度あり)

このほか、日用品代や理美容代、送迎を頼んだ場合の費用などが実費でかかります。

単位数は「1日につき」決められています。1単位が何円になるかは市区町村ごとに違い、短期入所生活介護の場合は10.00円から11.10円の幅があります※2。この記事の金額はすべて1単位10.00円(その他の地域)で計算しています。東京23区などの都市部では、11%ほど高くなるとお考えください。

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要介護度別・部屋タイプ別の料金表

短期入所生活介護(特別養護老人ホームなどに併設されたショートステイ)の1日あたりの単位数です(令和8年6月改定)※1。1単位10.00円・自己負担1割なら、単位数がそのまま円になります。

※表は横にスクロールできます

要介護度 併設型
従来型個室・多床室
併設型
ユニット型個室
単独型
従来型個室・多床室
単独型
ユニット型個室
要介護1603単位704単位645単位746単位
要介護2672単位772単位715単位815単位
要介護3745単位847単位787単位891単位
要介護4815単位918単位856単位959単位
要介護5884単位987単位926単位1,028単位

併設型は特別養護老人ホームなどに併設されているタイプ、単独型はショートステイ専用の事業所です。数が多いのは併設型で、単独型は1日40〜100単位ほど高くなります。

ここに、機能訓練指導員の配置や送迎などの加算がつきます。1日あたり数十円から百数十円の範囲ですが、泊数が増えれば差になります。

食費・滞在費の目安(国が定めた基準費用額)

  • 食費 1日1,545円(3食分)
  • 滞在費 多床室915円/従来型個室1,231円/ユニット型個室2,066円/ユニット型個室的多床室1,470円(1日あたり)

これは国が示した目安で、実際の額は事業所が決めます。契約前に必ずご確認ください。

2泊3日だと、いくらか

お問い合わせの多い泊数です。要介護3・併設型・多床室・自己負担1割で計算します。

費目計算金額
介護保険の自己負担745円 × 3日2,235円
滞在費915円 × 2泊1,830円
食費1,545円 × 約2日分約3,090円
合計 約7,155円

2泊3日で7,000円前後とお考えいただければ、大きく外れません。加算がつく分、実際はこれより少し高くなります。

日数の数え方に注意してください

介護保険のサービス費は「1日につき」算定されるため、2泊3日なら3日分になります。一方、滞在費は泊まった日数(2泊分)、食費は実際にとった食事の回数分です。この数え方は事業所によって扱いが違うことがありますので、見積もりのときに「2泊3日なら合計いくらですか」と、泊数で聞いていただくのが確実です。

1か月ではいくらか

同じ条件(要介護3・併設型・多床室・1割負担)で、月の泊数別に見た目安です。

月の利用介護保険の自己負担食費・滞在費合計の目安
月2泊(3日)約2,240円約4,900円約7,100円
月4泊(5日)約3,730円約9,800円約13,500円
月7泊(8日)約5,960円約17,200円約23,200円
月14泊(15日)約11,180円約34,400円約45,600円

おおまかには、1泊あたり3,000円強と考えて泊数を掛けていただくと見当がつきます。

月14泊を超えるあたりから、金額は施設に入った場合の月額に近づいていきます。「家にいる時間より、預けている時間のほうが長い」という状態が続くようであれば、住まいそのものを考える時期にきています。

「泊まりを増やしたいのですが、続けられるでしょうか」

ショートステイの泊数が増えてきたら、在宅を続けるか住まいを移すかの分かれ目にさしかかっています。相談員は、ご本人の年金と預貯金をうかがったうえで、続けた場合と移った場合の費用を並べてお出しします。ご相談は何度でも無料です。

実際にご相談いただいた方のお話はお客様の声でご覧いただけます。

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食費と滞在費が下がる制度

ショートステイの費用の大半は食費と滞在費です。裏を返せば、ここが下がれば負担は大きく変わります。

所得と資産が一定以下の方は、市区町村に申請することで負担限度額認定を受けられます。認定されると、食費と滞在費に上限が設定されます。

どれくらい下がるか(多床室の例)

  • 食費 1,545円 → 段階に応じて300円〜1,360円ほど
  • 滞在費 915円 → 段階に応じて0円〜430円ほど

いちばん低い段階では、1日あたりの実費が1,000円を切ることがあります。

この認定は申請しなければ受けられません。条件と申請の手順は負担限度額認定とは|食費・居住費が下がる条件と申請方法にまとめています。ショートステイを続けて使うご予定があるなら、先に確かめておかれることをおすすめします。

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ほかのサービスと合わせて、上限に収まりますか

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支給限度額との関係と、連続利用の上限

ショートステイの介護保険サービス費の部分は、区分支給限度基準額の中に入ります。デイサービスや訪問介護と同じ枠を使うため、泊数を増やすとほかのサービスが使えなくなることがあります。

要介護3の上限は27,048単位です※3。ショートステイを月14泊使うと、それだけで11,000単位ほどを使うことになります。在宅介護の費用シミュレーションで、組み合わせた場合の合計をご確認いただけます。

なお、食費と滞在費は限度額の外にあります。いくら泊まっても限度額を圧迫しませんが、その分は全額実費です。

連続で使える日数には決まりがあります

  • 連続して30日を超える分は、介護保険の対象外になります。31日目以降は全額自己負担です
  • 認定の有効期間のおおむね半数を超えないことが原則とされています。要介護認定が12か月なら、年間およそ180日が目安です

実際の調整は担当のケアマネジャーが行いますので、「どれくらいまで使えますか」とお尋ねください。

よくあるご質問

ショートステイは1泊いくらですか

自己負担1割の場合、1泊あたりおおむね2,500〜3,500円です。要介護3・併設型・多床室で計算すると、介護保険の自己負担が約745円、食費が約1,545円、滞在費が約915円で、1日あたり約3,205円になります。個室やユニット型を選ぶと滞在費が上がり、1日5,000円前後になることもあります。

2泊3日だと自己負担はいくらになりますか

要介護3・併設型・多床室・自己負担1割で、合計およそ7,000円です。内訳は介護保険の自己負担が745円×3日で2,235円、滞在費が915円×2泊で1,830円、食費が1,545円×約2日分で約3,090円です。介護保険のサービス費は「1日につき」算定されるため、2泊3日では3日分になる点にご注意ください。

1か月使うと、いくらくらいになりますか

月7泊で約23,000円、月14泊で約45,000円が目安です(要介護3・併設型・多床室・1割負担)。1泊あたり3,000円強と考えて泊数を掛けると、おおよその見当がつきます。所得が一定以下の方は負担限度額認定を受けることで、食費と滞在費が大きく下がります。

ショートステイは何日まで続けて使えますか

連続して30日を超える分は介護保険の対象外となり、31日目以降は全額自己負担になります。また、要介護認定の有効期間のおおむね半数を超えないことが原則とされており、認定が12か月であれば年間およそ180日が目安です。実際の調整は担当のケアマネジャーが行います。

ショートステイの費用は医療費控除の対象になりますか

短期入所生活介護は、原則として対象になりません。医療系のサービス(短期入所療養介護=医療型ショートステイなど)とあわせて利用している場合にかぎり、対象となる部分があります。対象かどうかは領収書に記載があります。医療費控除は年末調整では処理できず、確定申告が必要です。

まとめ

ショートステイの費用は1泊2,500〜3,500円、2泊3日で7,000円前後、月7泊で23,000円前後です。デイサービスや訪問介護と違い、金額の大半が食費と滞在費という実費で占められているのが特徴です。

だからこそ、負担限度額認定を受けられるかどうかで負担がまるで変わります。申請しなければ受けられない制度なので、続けて使うご予定があるなら先に確かめておいてください。

そして、泊数が月の半分に近づいてきたら、それは在宅の限界が見えてきているサインでもあります。私たちは、その手前でご相談をいただくことが多くあります。どうすればよいか決まっていない段階で構いません。

この記事の監修者

東急ウェルネス株式会社

老人ホーム紹介サービス「住まいる」 マネージャー

  • 介護支援専門員(ケアマネジャー)
  • 介護福祉士
  • 社会福祉主事
  • 児童福祉司
  • ホームヘルパー2級

福祉の現場に25年。特別養護老人ホームや有料老人ホームで介護職、生活相談員、ケアマネジャーを務めたのち、施設長、エリアマネージャーとして施設運営に携わってきました。2019年に東急ウェルネスへ入社。現在は老人ホーム紹介サービス「住まいる」のマネージャーとして、ご本人とご家族それぞれのお気持ちをうかがいながら、地域の医療・介護・福祉機関と連携し、納得のいく住まい選びをお手伝いしています。

本記事は、上記監修者が内容を確認したうえで公開しています。相談員のご紹介はこちら

出典・参考

※本記事の金額は、令和8年6月改定の単位数をもとに、1単位10.00円・自己負担1割で試算した目安です。1単位の単価は地域によって10.00〜11.10円の幅があります。食費と滞在費は事業所が定めるため、記載の額(国の基準費用額)と異なることがあります。加算は含めていません。実際のご負担は、ご利用予定の事業所または担当のケアマネジャーにご確認ください。

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